子どもたちは冬休み真っ最中。毎日元気いっぱいだ。
結論から言うと、私の実家に帰省はしなかった。
母からの連絡は4月以降全くない。弟や親戚とも全然連絡をとらず日々は過ぎていき2024年になった。
現在私が住んでいるのは実家から高速道路で移動が必要な距離なこともあるのか実家の情報は皆無だ。
父が亡くなり
3年が過ぎ、母は1人暮らしで、まだパートで働いている。
母がどうしているのかも全く分からない。だが母のことだ。同じく実家を離れた弟とマメに連絡を取り合ったり、親戚を頼ったりと元気でやっているだろうと勝手に思っている。
そして私のことを恨んでる事だろう。うちの子供たちと会えないのは母親である私が冷たいからだと思っているだろう。
自分で母と距離を置いてからも、ウダウダと悩む情けない私の話を聞いて欲しい。
子どもたちが冬休みに入る前に小学2年生の息子に「ママのおばあちゃんの家に遊びに行きたい」と言われた。小学1年生の娘も同調した。私は、おばあちゃんの予定を確認してみるね、と子供に伝えて悩みに悩んだ。
子供たちは私の母に会いたい。でも私は会いたくない。フラッシュバックがひどくなるかもしれない。傷つくことを言われるかもしれない。帰省が終わって自宅に帰ってきてからまた寝込むかもしれない。母は私と弟を差別して育てた人でそれを悪い事とも思っていない。息子のことだけ可愛がり、娘には強く当たるかもしれない。
毎日グルグルと同じことを繰り返し考えた。次第に体調に変化が出た。下痢が続き、めまいがしたり、夜何度も目が覚める様になった。気持ちも落ち込みやたらとイライラしやすかった。
せっかく疎遠になった母に連絡を取るのも嫌だった。またしょっちゅう連絡を取る関係にもなりたくない。だが、祖母に会いたいという子供の気持ちを考えるとそれを叶えてあげられないことも苦しかった。
前回会った時はどうだっただろう。
私と母は喧嘩はしたが、そこまでのトラブルはなかった。子供たちのことも可愛がってくれた。だが、息子を優先している感じはした。
子供たちにおもちゃを買ってあげたいという母とおもちゃ屋さんに行った時に、最初に娘が欲しがっていたおもちゃを値段を理由に断った。その後に息子が欲しがっていたおもちゃはそれ以上に高値だったが母が承諾し、娘に最初に欲しがっていたおもちゃを買おうと声をかけていた。
おもちゃを買ってくれることはありがたいのでお礼を言った。だが、引っかかりがあったので母に伝えた。母の予算内で十分なこと、息子の欲しがるものを買ってあげたい気持ちで娘に1度諦めるよう声掛けしたものを買うのはどうなのかと。
私がそういうことに傷つきやすく敏感なのかもしれない。同じような値段の物を兄妹で欲しがったので母が予算を上げてくれたのかもしれない。たまたま順番が娘➡息子だったのかもしれない。
だが、やはり母は女の子より男の子が可愛いと思っているのかもしれないと不安になった。私のように娘に傷ついてほしくないし、それを見た息子も傷ついて欲しくなかった。
店の駐車場でも車が危ないからと息子に声をかけ手を繋ぎ、娘にはママと手を繋ごうねと声をかける母。これも私が気にしすぎなのか、毎回そうなのかたまたま見たものを私が気にしているのか。娘はそのことをどう感じているのか。冷静に判断できない。
うちは年子で上が男の子で、下が女の子。2人ともその時ジッと私が車のカギをかけるのを待っていた。動きが機敏だから息子に声をかけたのかもしれないが、母の昔を思うとやはり引っ掛かりがあった。
そんなわけで自分の心身を優先と、子供たちを母から守るという意味も込めて今回は帰省しなかった。
子どもたちに遠方の祖母に会わせることは出来なかったが、市内に住む夫の実家で祖父母に会い、伯母とも遊んだ。楽しいと大喜びの子供たち。夫の仕事の関係で私が義実家に連れて行った。子供たちに今の私にできることだ。だが、会いたい遠方の祖母に会わせることが出来ず申し訳ない気持ちは晴れなかった。
冬休み明け学校に行けば、友達から遠方の祖父母に会った話を聞くこともあるだろう。その時子供たちはどんな気持ちになるのかと考えると胸が痛い。
私は母とのことを子供たちに話していない。まだ小さいし、私と母とのことで子供たちに傷ついてほしくないからだ。今後も言う気はない。
遠方のおばあちゃんの家に行くこと以外にやりたいことを聞いてみた。子どもたちが雪遊びをしたいと言っていた。早速スキー場で雪遊びしようと夫に提案した。夫はインドア派で倹約家。おそらく行きたくなかったんだと思う。渋られたりしたが、なんとか説得し冬休み中に念願の雪遊びもした。
雪不足ということでスキー場内のキッズランドが無料で開放されており、そこでソリ滑りや滑り台で遊んだ。
さすがスキー場。子供向けとはいえなかなかの傾斜のソリ滑りは家族で何時間もやるほど楽しかった。
私はスキー場は小学生の頃宿泊活動で行って以来。夫と子供たちは人生初スキー場だった。みんなで慣れない中緊張しながら行ったが、最後はまだ帰りたくないと言うぐらい楽しめたようなのでみんなで行けて本当に良かった。
うちの子供たちは初めての場所に緊張したり、初めてやることに慎重な性格だが、そんな子供たちも大笑いだった。
スキーやスノボをしている人たちも遠くに見えた。気持ちよさそう!カッコイイ!!みんなでチャレンジしてみたいなぁ。
専門学校~20代前半はとにかく外が好きで、友達とドライブしたり海で遊んだりと今思えばアクティブな方だったなぁ。
それが病気になり、守るものができ、夫が超インドアということもあってか見事なひきこもりおばさんになってしまった。
公園等には子供たちを連れて行くが、イベントとかもあまり行かないなぁ。
スキー場は寒かったが下痢にもならずどんなに動いても気持ちの良い疲労感のみだった。やはり体調不良は精神的なものなのだろう。
そしてその日は1度もフラッシュバックが起きなかった。1日に1度も辛い気持ちにならないとはなんと幸せなことか。これは大発見だ。今後の生活に何かヒントになりそうだ。
私の実家に子供たちを連れて行かなかったことへの罪悪感は消えはしないが軽減された。あんなに楽しそうな子供たちの姿を見たことも大きいが、私の中の変化もあったのだろう。
こうして悩みながらではあるが、母と距離を置き生活している私です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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